第34回天草宝島国際トライアスロンに参加した!その2

遂に始まった自分のレース!!!かならず完走するぞ!という強い意志の元、前の全然見えない水の中へ。


スイムパート

こんな感じで砂浜からダッシュして海に突撃する

まず海に突撃して泳ぎ始めるのだが上の写真を見てわかる通り、体が接触しまくる。ぼっこぼっこ当たる!すさまじい密集度、エイジ別に走り出すので泳ぐのが遅いと次のグループにも巻き込まれてまた当たる、つまり先頭の人以外みんな当たりまくる!!泳力のある人は逃げ切って余計な体力を使わずにすむので泳力のある人が圧倒的に有利になるのがトライアスロンのスイムみたいだ。グループの中にいると波もおきるしUターンするところでは波もうねりまくっていて自然の力を実感した笑 まっすぐ進むのもかなり難しい。そして1週目の時すぐハプニングが起きた。1,5キロを泳ぐ練習はほぼ毎日していたので距離的には余裕だが本番はやはりすぐトラブルがおきる。

スイムキャップが脱げた!!スポーンって・・・このキャップは支給品でエイジ別で色が違うのでこのキャップをつかわないといけない

なんでそんなことになったのかよくわからない、プールで自分のキャップでは一回もそんなことならなかったし、あとからみんなに話すとそんなハプニング聞いたことないといわれた。

キャップをなくすとどうなるか知らなかったし、なくしたらまずいのでは・・・と思ってかぶろうとしたけど波もあるし、止まってたらバシバシみんなと当たるのでなかなかかぶれない、かぶってもまた脱げるし。ひょっとしてウェットスーツを着るときにつかった摩擦防止のワセリンがキャップについてしまったのか???コースをひいてあるロープにつかまる事はルール上OKなのでそこまでいってとりあえずかぶることができた、が折り返した所でまた脱げそうに・・・なんてこった。またロープにつかまってかぶっているとライフセーバーの人から「大丈夫かい?落ち着いてね」と声をかけてもらえた。タイムを見ると全然余裕はあるのでしっかりかぶって再スタート。そもそも完走を目指しているのだ、無理してタイムを削る必要はない。

コースを周回するときに一度砂浜にあがるのでそこで改めてしっかりかぶり直した!給水して今一度何も見えない水に入っていく、2週目は脱げることもなくロープにつかまる事もなく普通にちゃんと泳げた。よかった・・・。37分くらいで海からでてトラジションエリアへ、バイク用のシューズをはいて得意のバイクパートへ、ここは調子よかった、ここだけ俺の日かとおもった笑

*後日ジムのプールでこのキャップをかぶったらやっぱり脱げた。なので原因は不明。


バイクパート

自分の愛車

走り出してから心配していた路面の濡れも気にするほどではなくマンホールと白線の上、Uターンゾーンだけハンドリングを気を付ければまずこけることはないと確信したので飛ばしまくった。全然まだまだ飛ばせたけどルール上前のバイクを風よけにする行為(ドラフティング)は禁止されているのでどう効率よく近づいてぬいたらいいのか前半謎だったけど普通に抜いていく感じだったのでそっからみんなに従うことにした。トライアスロンはむずかしいのがルールの違う選手たちが一緒のコースを走っているので区別がつかない(国体予選の人たちと俺たちエイジ別はルールが違う)結構飛ばしたけど全然チャリ的には余裕があった、でも次は一番不得意なランなのでそこそこ体力を残しつつ爆走。抜きまくって走りまくった。

Uターンゾーンの所は結構せまくてコントロール下手な人はこけるだろうな思ってビンディング(シューズとペダルを固定する装置)を外した、前がいきなりこけたらこっちもこけることになるからだ。と思ってたら案の定前がこけた。2りも。ロードバイクの大会ではないのだからバイクパートが俺のランパートのレベルの人も当たり前だけどいる。ロードバイクは狭い場所の転回はめちゃめちゃ苦手なのだ、普通のせまい道でも転回するときはもう降りるかビンディングは最低外すべきだと思う、普通に立ちゴケすることになってしまう!

安全にゾーンでの転回を終えペダリングを再開。気持ちも体力も余裕だったので沿道の応援してくれる人たちに手をいっぱいふった笑

後半ペースを上げてくる選手も多くておもしろかった。特に普通TTバイク(トライアスロン用のチャリ)女子にぬかることなんて公道でありえないのでワクワクした!女子のネオンオレンジカラーのFUJIのバイクが綺麗だったなー。35キロ地点くらいでちょっと後ろのチャリが盛大に落車した、こけるようなものもなかったけど接触して多重事故を起こしたのかもしれない・・・。時速40キロは越えてたと思うのでDNF(Did Not Finish リタイアのこと)になっちゃったかな・・・怪我がひどくないといいけど・・・。

最後ちょっと上りだったけどバイクパートは終始楽勝だった、よかった笑 66分くらいで走り終えた気がする。

そして最後の魔のランパートへ・・・


ランパート

もっとも苦手なラン、俺はそもそもほとんど走ったことがない、やってた競技でも走る必要は皆無だったのでスポーツ歴は長いけどラン歴は皆無である。足を前にだしたら進むということしかわからない笑 10キロというのは自分史上過去最長、学生時代のマラソン大会的なのもほとんど歩いてタイムアップしてたので走ってない。走るのは生まれつき大嫌いだった。

とりあえずジムのトレッドミルより外を走るべきだと思って夜の公園を3-5キロ毎日はしる練習して臨んだ。

バイク漕いでから走り出すと全然はしれない!わかりやすくいうとトランポリンでジャンプした後に地面でジャンプするとできない的な状態に陥る。これはそのパートを練習すれば解決できるそうだけど、残念ながら俺はその練習をあまりできなかったので未解決のままだった笑 しかもDHバーを付けているTTバイクに対抗するためにバイクパートで35kmくらいずっと下ハン持ってたので気づかないうちに腹筋と背筋にきてた、失敗した。足ばっかり気にしてその他を注意していなかった!!!超前傾姿勢だったのがいきなり上体をあげて走るので腹筋がちょっと痙攣をおこしてしまった。しかも足はトランポリン降りた直後状態である、は・・・走れん!でもこの大会に参加する目標は完走だけど「一回も歩かずに完走すること」なのである!!心拍に余裕があっても他のパーツがついてこない。悔しい!でも絶対歩きたくないので走り出した。走り出したらゴールするまで止まれない。遅くても絶対「走る」のだ。走らなかった過去の自分とここで決別するのだ。

コースは約3,3キロの3周回コース。トライアスロンはマラソンしてた人が始めることが圧倒的に多いそうで、チャリで抜いた人全員に抜き返されたはず笑トライアスロンは自分との闘いなので他人はいいのだ・・・自分の目標を果たすべく走る!

走っていると後ろから最終回にはいっているヒロさんが来て「タカがんばれ!!!」といってくれた、また知らないおじいさんたちから「海響アスリートがんばれ!!」と抜き去り際に声かけてくれた、あとから聞くと防府のチームの人たちだそう。福岡からロードバイク友達も応援に来てくれていた。

補給所が結構あってもらって飲んでたけど、走りながら飲むのが難しすぎた笑 あれはテクニックがいる笑

自分の最終回の時に途中で救急車が来ていた!何事かと思ったら国体予選の女子選手の人が運ばれていた、原因はわからないけど熱中症かな・・・。大事ないといいな‥と思いながら最後の3,3キロを進む!!

そしてゴール!!!久しぶりに自分で自分に感動した!タイムは置いといて歩かずに完走することができたのだ、うれしい!!!

タオルもらった

ゴールするっていうのはいいものだな、やり切れた充実感があった。とっくの昔にゴールしてるヒロさんと会ってなんかほっとした。

ありがとうございました!
表彰式のあるステージではくまもんもきていてもりあがっていた。
くまもんを遠くからみる俺、ほんとは一緒に写真撮りたかったから見てたもん

せっかくはじめたのでアイアンマンレースを完走するまで続けたいと思います、応援してくれたみんな本当にありがとうございました!!!!

第34回天草宝島国際トライアスロン編 完

次回 レース前日に起こったトラブル編

 

 

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